20世紀までの科学者は「宇宙のしくみに沿った地球の位置づけを明らかにしてきました。その地球上で発生した人類の位置づけを、新しい視点から科学者は示さなかったようです。
このような意味から、新田氏の作品こそが「宇宙のしくみに沿った人間社会の在り方」を伝える書即ち「新しい視点からの人文科学(哲学)書」です。
人類の歴史は、これまで人間社会だけに限った歴史であって、人間を包摂する人類の歴史は、これまで人間社会だけに限った歴史であって、人間を包摂する自然、更には地球、太陽系、銀河系・・・といった宇宙を貫いた歴史の中で語ってきた例はありません。
宇宙の歴史を鳥瞰する中で人間の歴史を検証してみることでしか、人類の真の歴史を語ることはできない筈なのに・・・そういった紆余曲折の人間の歴史の中で、多くの国が誕生・消滅を繰り返してきました。
日本という国が今後とも存在している保証はありません。
多くの国が消滅してきたことは過去の歴史が証明しています。
人間社会では人間の歴史を、人類の歴史の一ページとして検証し、更に生命体の歴史の一ページとして検証し、更に宇宙の歴史の一ページとして検証すると、年数ではなく節目の代替わりが極めて重要であることがわかってきます。
人類の数が激増するということは、節目の代替わりが多くなるということに外ならず、変化の激しい、激動の時代に入るということに外なりません。
節目の代替わりに新人類が誕生する。
我々人間の歴史観は、所詮勝利者(支配者)の都合だけの薄っぺらな歴史観に過ぎません。
人類の進化は、50万年間に14代の進化をした。
先に述べました、地球の中の一生命体としての歴史観を持つことが極めて大事であるわけですが、ただそれだけでも事足りない。
宇宙の中の一構成要素としての人類の歴史観でなければなりません。
宇宙の進化は、137億年前のビッグバンによる宇宙誕生から50万年前の地球に人類が誕生した間に、18代の進化をしたことになります。
138億年前にビッグバンが起こり、宇宙が誕生し、50億年前に太陽が誕生し、46億年前に地球が誕生し、36億年前に地球の中に生命体が誕生して以来の歴史が20=1個の宇宙から232=4,294,967,296=42億(おく)9,496万(まん)7,296人の人間の間に圧縮されているわけです。
無限宇宙からビッグバンによって有限宇宙が誕生したのです。
「無」の世界から「有」の世界の誕生であります。
つまり、10 =20です。
以後、2n、つまり、20・21・22・23・24・・・と進化してきました。
ビッグバンが10 =20です。
ビッグバン直後、10の44乗分の1秒後に重力が唯一の力から分化したのが21です。
ビッグバン直後、10の36乗分の1秒後に強い力が唯一の力から分化したのが22です。
ビッグバン直後、10の11乗分の1秒後に電気の力と弱い力が唯一の力から分化したのが22です。
ビッグバン直後、100分の1秒後にX粒子の正物質と反物質が対消滅して光が発生、光の海の宇宙が誕生したのが23です。(電子・陽子・中性子の宇宙誕生)
ビッグバン直後、3分46秒後に水素とヘリウムの原子核の結合が始まったのが24です。(原子の宇宙誕生)
ビッグバン直後、34分40秒後に水素ガスとヘリウムガスの宇宙が誕生したのが25です。(分子の宇宙誕生)
ビッグバンの100万年~10億年後、水素ガスやヘリウムガスの塊の原始銀河(星雲)宇宙が誕生したのが26です。(プラズマ・気体の星雲宇宙誕生)
ビッグバンの50億年後、星の誕生が27です。(気体の星宇宙誕生)
ビッグバンの87億年後、つまり、今から50億年前、太陽の誕生が27です。(恒星宇宙の誕生)
ビッグバンの91億年後、つまり、今から46億年前、地球・月の誕生が28です。(気体・液体・固体三態の惑星・衛星系宇宙誕生)
ビッグバンの101億年後、つまり、今から36億年前、地球に生命体が誕生したのが29です。(単細胞生命体の誕生)
ビッグバンの129億年後、つまり、今から8億年前、地球に有機生命体が誕生したのが210です。(動物の誕生)
ビッグバンの131億年後、つまり、今から6億年前、有機生命体の爆発的進化が起こったのが210です。(進化の開始)
ビッグバンの132億年後、つまり、今から5億年前、海に魚類が出現したのが211です。
ビッグバンの133億年後、つまり、今から4億年前、陸に植物が出現したのが212です。
ビッグバンの134億年後、つまり、今から3億年前、海陸に両生類が出現したのが213です。
ビッグバンの135億年後、つまり、今から2億年前、爬虫類が出現したのが214です。
恐竜が出現、絶滅したのが214です。
今から6千5百万年前、原始哺乳類が出現したのが215です。
今から3千4百万年前、原始哺乳類が絶滅、現哺乳類が出現したのが216です。
今から2千4百万年前、霊長類(類人猿)が出現したのが217です。
今から500万年前、人類の祖先(猿人)が出現したのが218です。
今から180万年前、猿人から原人が出現したのが219です。
今から50万年前、原人が隆盛したのが219です。
今から30万年前、旧人が出現したのが220です。
今から13万年前、原人が衰退、旧人が隆盛したのが220です。
今から3万年前、人間の祖先(新人)の出現したのが221です。
今から1万3千年前、旧人が衰退、新人が隆盛したのが222です。
そして紀元前10000年、人類文明が誕生したのが222であり、現代の232に至ります。
人間のメスが、受精というビッグバンによって、十月十日(280日)という妊娠期間中に、「無」から「有」の進化を遂げ、新しい生命の進化を再現するわけです。
無限宇宙からビッグバンによって有限宇宙が誕生した。
10 =1が唯一の力です。
20 =1が重力です。
22=4が重力・強い力・弱い力・電気の力です。
23=8が素粒子(電子・陽子・中性子)の誕生です。
24=16が原子の誕生です。
25=32が分子の誕生です。
26=64が原始銀河(星雲)宇宙の誕生、つまり、宇宙の誕生です。
27=128が星(太陽)の誕生です。
28=256が惑星・衛星(地球と月)の誕生です。
29=512が生命体の誕生です。
210=1,024が有機生命体の誕生です。
211=2,048が魚類の出現です。
212=4,096が植物の出現です。
213=8,192が陸上動物(両生類)の出現です。
214=16,384が爬虫類の出現です。
215=32,768が原始哺乳類の出現です。
216=65,536が現哺乳類の出現です。
217=131,072が霊長類(類人猿)の出現です。
218=262,144が人類の祖先(猿人)の出現です。
219=524,288が原人の出現と隆盛です。
220=1,048,576が旧人の出現と隆盛です。
221=2,097,152が新人の出現と隆盛です。
222=4,194,304が人類文明の誕生です。
223=8,388,608が共同(人間)社会の誕生です。
224=16,777,216が利益(人間)社会の誕生です。
225=33,554,432が利益社会=農耕型社会の隆盛です。
226=67,108,864が古代文明の誕生です。
227=134,217,728が第一の軸の時代の登場です。
228=268,435,456が救世主の登場です。
229=536,870,912が近代社会の登場です。
230=1,073,741,824が現代科学文明の登場です。
231=2,147,483,648が大戦争(集団共食い)社会の登場です。
232=4,294,967,296が情報化(超拝金主義)社会の登場です。
宇宙の生誕から人類の進化までを貫いた万物の歴史観であり、宇宙のしくみでもあります。
上記の宇宙のしくみに沿って発生した人類の先祖は32代から19代の原人(ホモ・エレクトゥス)まで14代までしか遡ることはできず、15代の先祖は人類ではなく猿人(アウストラロピテクス)になります。
四本足の猿人(アウストラロピテクス)から二本足の原人(ホモ・エレクトゥス)になった進化のバトンタッチが14代目の先祖で起こった50万年前の出来事なのです。
二十一世紀中には地球上に存在する人間の数は100億を超えると予測されています。
34代遡ったら234=17,179,869,184=171億(おく)7,986万(まん)9,184人の人間の先祖がいる筈です。
従って、二十一世紀中には人類の先祖は15代まで遡ることができるようになる筈です。
つまり、33代目の新人類が登場するかどうかの分岐点が二十一世紀ということになります。
現在(2007年)における人類の数は65億を超えました。
第32代目の誕生は、人口が232=4,294,967,296=42億(おく)9,496万(まん)7,296人を超えた時期であります。
第33代目の誕生は、人口が233=8,589,934,592=85億(おく)8,993万(まん)4,592人を超えた時期であります。
従って、我々現代人は第14代目の人類ということになります。
一方、人類の黎明期は50万年前の二本足原人(ホモ・エレクトゥス)であり、それ以前は人類ではなく猿人(アウストラロピテクス)であります。
他方、原人(ホモ・エレクトゥス)の中から突然変異種として第20代人類である旧人が出現しました。
第20代目の誕生は、人口が220=1,048,576=104万(まん)8,576人を超えた時期です。
従って、人類の歴史は、50万年前の原人(ホモ・エレクトゥス)から現代人までであり、その間に第19代人類から第32代人類までの進化を辿っていることになります。
つまり、人類の進化は、50万年間に14代の進化をしたわけであり、一方、生命体としての進化は、36億年前から50万年前の間に18代の進化をしたことになります。
つまり、46億年前に地球が誕生し、36億年前に地球の中に生命体が誕生して以来の歴史が20=1個の単細胞生命体と232=4,294,967,296=42億(おく)9,496万(まん)7,296人の人間とのつながりこそが、宇宙のしくみ(メカニズム)です。
新田氏が指摘する「情報化(超拝金主義)社会は1970年代の人口50億から始まって、60年後の2030年には地球上の人口が85億を超えて86億近くまで増えることに対する、意味深な指摘が彼の多くの本で紹介されています。
それではなぜ、人間(ホモサピエンス)だけが、このような事態に陥っているのか・・・、更に意味深な問題として科学の教えだけにとらわれず、これまでの視点とは違う角度から書いています。
なんと、137億年前のビックバンまでの時間の流れを発見したのが人間社会の科学の力で、太陽系惑星の中の地球だけに発生した、生物の進化過程の最先端に人間(ホモサピエンス)が位置(存在)していることを、ひとり一人がどこまで認識しながら生きているのか・・・?と、指摘するなど、とても意味深な人文科学(哲学)としての人間学書であり、自分学書であり、本当の自分探し書です。
人類の進化は人口の増加と共に起こってきた。
人口急増の歴史は二十世紀から始まった。
1900年には16億。
1950年には25億。
1960年には30億。
1970年には37億。
1980年には45億。
1990年には53億。
2000年には61億。
2006年には65億。(増加率=150人/1分、20万人/1日、8千万人/1年)
・・・・・・・・・・・・・・・。
2050年には92億。
従って、
現代人は第32代目である。
第32代目の誕生は、人口が232=4,294,967,296=42億(おく)9,496万(まん)7,296人を超えた時期、つまり、1970年代から1990年代だ。
第31代目の誕生は、人口が231=2,147,483,648=21億(おく)4,748万(まん)3,648人を超えた時期、つまり、1900年代から1940年代だ。
従って、
新人類である第33代目の誕生は、233=8,589,934,592=85億(おく)8,993万(まん)4,592人を越える時期、つまり、2030年代から2040年代だ。
従って、
我々人間が、間違った『ひとつの宇宙』観、つまり、好いとこ取りの相対一元論に嵌り込んだ時期が、1940年代から1970年代である。
従って、
我々人間が、間違った『ひとつの宇宙』観から正しい『ふたつの宇宙』観に先ず立ち帰る時期が、1990年代から2030年代である。
従って、
我々人間が、正しい『ふたつの宇宙』観から正しい『ひとつの宇宙』観に進化することが可能になる時期が、2040年代以降である。
つまり、
我々人間が、相対性理論に嵌り込んだ時期が、1940年代から1970年代である。
つまり、
我々人間が、相対性理論から絶対・相対性理論に立ち帰る時期が、1990年代から2030年代である。
つまり、
我々人間が、絶対・相対性理論から絶対性理論に進化する時期が、2040年代以降である。
つまり、
我々人間が、映像宇宙であり、運動宇宙であり、相対宇宙であり、『運動の光と音の宇宙』の137億光年の拡がりを持つ有限宇宙である2(n)=2nの「有」の世界に嵌り込んだ時期が1940年代から1970年代である。
つまり、
我々人間が、映像宇宙であり、運動宇宙であり、相対宇宙であり、『運動の光と音の宇宙』の137億光年の拡がりを持つ有限宇宙である2(n)=2nの「有」の世界から実在宇宙であり、静止宇宙であり、絶対宇宙であり、『静止の暗闇と沈黙の宇宙』の無限宇宙である1(n)=1nの「無」の世界に立ち帰る時期が、1990年代から2030年代である。
つまり、
我々人間が、実在宇宙であり、静止宇宙であり、絶対宇宙であり、『静止の暗闇と沈黙の宇宙』の無限宇宙である1(n)=1nの「無」の世界から超実在・映像宇宙であり、超静止・運動宇宙であり、超絶対・相対宇宙であり、『超静止・運動の超光・暗闇と超音・沈黙の宇宙』の超無限・有限宇宙である3(n)=3nの「超宇宙」の世界に進化する時期が、2040年代以降である。
その時、
超宇宙進化論の幕開けである。
我々人間は錯覚の世界に生きているようです。
それが、映像の宇宙と言ってもいいだろうし、運動の宇宙と言ってもいいだろうし、相対宇宙と言ってもいいでしょう。
映像を実在と思い込んでいることが錯覚の正体に外なりません。
夢を現実と思い込んでいることが錯覚の正体に外なりません。
言い換えれば、錯覚の進化をしてきたのが、我々人間という生き物に外ならないということであります。
映像を実在と思うことが錯覚の進化、つまり、退化に外ならない。
夢を現実と思うことが錯覚の進化、つまり、退化に外ならない。
人間だけの進化こそが錯覚の進化、つまり、退化に外ならない。
我々人間の親とは地球だけであり、人間の生みの親は本当の親ではないことを理解することで、真の宇宙論と進化論を統合する超宇宙進化論に到達することが可能になるのです。
我々が死ねば母なる大地に戻ることが、その証左であります。
新 田 論
1.宇宙のしくみに沿った自分探し書(=本当の自分探しへ)
2.宇宙のしくみに沿った自分学書(=錯覚の自分とは?)
3.宇宙のしくみに沿った人間学書(=文明の進化へ)
4.宇宙のしくみに沿った哲学書(人文じんもん科学書)(=人類の進化へ)
5.宇宙のしくみに沿った一般書(=小説・評論・詩集・随筆)
シリーズ分けして、サブタイトルを設定したE-Book化を進めます。
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